【記憶の旅人 Mr.Children】優しく、切なく。そっと寄り添う記憶の旅。

MUSIC

いつもミスチルの新曲がリリースされると、
初見の感覚と聴き込んだ後の感覚を大事にしてる。

そして、歌詞と演奏面を考えて聴いている。

5/3 いよいよリリースされた「記憶の旅人」。
miss you のアルバムからどのように変わったのか。
まだ聴き込めてないけど、書きたくなったから書きます。

今回の楽曲は「青春18✖️2 君へと続く道」の主題歌

ミスチルの曲が映画の主題歌になる時って、映画の内容に合わせて描いてる曲が多い気がする。
これもミスチルの「寄り添った楽曲を作りたい」という意図なんじゃないかな。

そして、今回は映画の藤井監督からの要望でミスチルに主題歌の依頼が来たよう。

それもあってか、本当に映画にマッチしたような
優しくて切なくて、それでいて寄り添ってくれる
そんな楽曲になっている。

歌詞:大切な君との記憶を旅する、主人公

もう歌詞を見ただけで切ない。ただただ切ない。

そして、タイトルにあるように、
大切だった君との想い出の中を旅する
主人公の様子が描かれている。

そして、後悔と自問自答を繰り返しながら
それでもこの大切な記憶とこれからも
この人生を旅して生きる。

そんな感じなのかな。

そして、これは人それぞれ解釈があると思うんだけど、
自問自答は、大切だった君のセリフなのかな?とも思う。

時間の流れを止めて生きてきたような
淡い想いを 眩しい恋を
ずっと手放せずに 抱きしめ続けて
どうしてあの時伝えなかったの?
柔らかな後悔が今日も 僕に寄り添ってる

Mr.Children 記憶の旅人

もし、自分で後悔しているなら「どうしてあの時伝えなかったのだろう」という気がする。
でも、「伝えなかったの?」という女性っぽい言い回しと
「?」と自分に問われているような描写。

おそらく、主人公の記憶の中では
まだ眩しい恋であり、生きる希望であり。

もしかしたら、帰ってきて「どうしてあの時伝えなかったの?」
という叶わない未来なのかもしれない。

だからこそ、この「柔らかい後悔」が
寄り添ってくれて生きている。

そんな感情なのかな?
と受け取りました。

皆さんはどうかな?

あとね、個人的に好きな歌詞は

想い出はいつも 綺麗すぎていて
優しくて 苦しくて
油断していると 夢の中で生きている

Mr.Children 記憶の旅人

ここ。ほんとね、桜井さんの歌詞って心を突いてくるというか。

きっと誰しも、心の中に想い出があるんだけど
それは薬で、毒で。

本当に寄り添ってくれる時もあるし、
苦しくなる時もある。

でもね、やっぱり夢見心地なんだ。
冷めてほしくない、ずっと夢の中にいたい。
そういうものだと思う。

それを的確に伝えている。
すごいよ、ほんと。

演奏:「優しくて苦しい記憶を旅する」表現力はさすがすぎる。

最初に聴いて思ったのは
「この曲、メロディとか複雑じゃない?」
だ。

結構不安定というか、
不安な部分があったり、落ち着いた綺麗なメロディがあったり。

きっとこれって、歌詞の
「綺麗な思い出を旅している」様子
なんじゃないかな。

想い出して優しくなったり、
苦しくなったり。

そんな様子をあえて不安定なメロディラインにすることで
表現してる気がする。

そんでね、桜井さんの歌い方。
自分で「歌上手くなった」って言ってたけど、
本当にこういう寄り添うような歌い方って
さらに磨きがかかってるなって感じる。

永遠のような切なさと
生きろのような力強さ
っていうのかな。

その辺りの要素が入って、
歌詞で表したいような「優しさや苦しさ」の
記憶を旅する様子を表現してる。

ほんとさ、この人どこまで進化するんだろう。
すごすぎる・・・。

さて、もっと聴き込みますか

この曲も永遠のような、何度も聴くとジーンと響く曲だと思う。
あと、映画も観てこようかな。

それからこの曲を聴くとさらにジーンとくる気がする。

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