人間くさく生きたい。【おやすみプンプン】

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人間っぽく生きていきたい。
と思うけど、人間っぽいてなんだ?って思うことがある。

動物っぽいならなんとなく想像がつく。
本能のまま生きるとかさ。

子供っぽい、大人っぽいもなんとなーくイメージがつく。

でも人間っぽいってなんだ?
辞書で調べても「人間らしさを感じること」的なことばかり。

人間らしさとは?
本能的なところも人間っぽいし、
理性的なところも人間っぽい。

じゃ、一体何が人間っぽいんだろう。
それはね、矛盾と純粋さだと思う。

浅野いにお おやすみプンプン

浅野いにおさんの作品が好き。
特におやすみプンプンなんて、何度も読んだ。
ある意味、バイブル。

この中に、人間くさいって部分がある気がする。

主人公のプンプンと、ヒロインの愛子ちゃん。
お互い好きなはずなのに、様々な感情をぶつけ合う。

物語の終盤、第130話。
二人は思い出の種子島に向かう。

その中で、愛子ちゃんはプンプンとの未来の話をする。
子供ができたら自由にいきたい、とか。

それに対してプンプンは「そんな話しても無意味だって」と言う。

しかし、その後。
二人は子供の時に戻り、プンプンは
「でも、いつかそんなもしもの話が楽しくできればいいなって思う。」
「君に会えてよかったと本当に思っている。」

と伝える。

おやすみプンプン 130話

ここに来るまで、プンプンも愛子ちゃんも
いろんな感情や葛藤があった。

好きなはずなのに、他に恋人を作って埋めよう。
でもあの子を探したい、待ちたい。
いろんな矛盾があったはず。

でも、最後はこの純粋さになる。
ここがすごく人間っぽいなって思う。

だから、自分もいろんな葛藤を抱えても、
最後には大切は人に純粋な気持ちを持ちたい。

祖父が亡くなった時、みんなに
泣かないで?笑顔で見送って?
と言われた。

でもね、大切な人のために
思い切り泣ける人でいたい。
心から笑ってあげらる人になりたい。

それが、僕が思う人間くさい、です。

もっと、人間くさく、生きたい。

あ、余談ですが。
最後に愛子ちゃんのセリフで好きなもの載せときます。
個人的なおやすみプンプンの名シーンです。

たった一人でいいから、頭のてっぺんからつま先まで1ミリの間違いもないくらい、完全にわかり合いたい。
その人と二人きりになれるなら、他に何もいらない。

もし、その夢が叶うなら、あたしはその瞬間に死んでもいい。

おやすみプンプン 第24話
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